海外

2015年2月23日 (月)

ココロノトモ

20150223

2015年2月23日・中潮

オーストラリアから帰ってきました。

今回のオーストラリアロケもアシカに心癒される旅となりました。
初日に、アシカカレンダーの6月7月の写真のアシカ
(自分たちは『ロブ』と呼んでいます)に再会でき、感激しました。
アシカはサメやシャチに狙われることが多く、
そんな厳しい自然の中で、1年後に再会できるなんて、
本当に奇跡的でうれしいことです。
去年のロブは、好奇心旺盛でひっつき虫の子どもだったけれど、
今年は、体も1.5倍くらいにたくましく成長し、
同じ年頃のアシカたちとケンカのようなじゃれ合いに夢中な
血気盛んな若者になっていました。
1年前は自分たちにあんなにまとわりついてきたのに、
今回はヒトには目もくれず、仲間とつるんでばかりで、
まさに今が思春期の男の子という感じです。

代わって、今シーズン生まれた子どもたちがじゃれてきてくれます。
中でも一番よく遊んだのが、鼻の上に小さな点のある『ハナテン』。
目の前にやってくると、必ずまず海底にちょこんとおすわりして、
こちらをじっと見つめ、そして、ニコッと笑いかけてきます。
もう、そのしぐさと笑顔に、悩殺されまくりです。
それから、一緒にぐるぐる泳いだり、にらめっこしたり。
追いかけっこしてビューンと戻ってくる時も、この笑顔で迫ってくるのです。

天気にも恵まれて、到着した日から5日続けて撮影でき、
まずまずのスタートを切ったのですが、
後半は船が故障して、ピーカンなのにアシカに会いに行けないという
非常にもどかしい日々を過ごしました。
結局、そのままお別れも言えずに帰国。
すでにアシカが恋しくてたまらなくなっています。

それでも、大好きなアシカたちと過ごせた5日間は、本当にしあわせで、
たくさんのパワーをもらってきました。
その気持ちや思いをいっぱいに込めて、
また来年のカレンダーの制作に取りかかります。
アシカたちからもらった元気や癒しを、
みなさんに届けることができるよう、がんばります。

2014年2月18日 (火)

どこにいても きみはともだち

20140218

2014年2月18日・中潮

オーストラリアから帰ってきました。

今回のオーストラリアは、海が荒れる日が多く、
いつもより撮影できる回数は少なかったのですが、
それでもまず、大好きなアシカたちと会えて、しあわせでした。
素敵な出会いがいっぱいあり、いい写真も撮れました。

毎回、個体識別をしていて、
見分けられるようになった子には名前をつけているのですが、
今回1番のやんちゃっ子は、
腰に「!」のアザがあるオスの子どもの「エクスケ」で、
他のアシカを撮っていると、カメラの前に割り込んできてポーズをとったり、
頭や肩に乗ってきて、じゃまするようにベタベタじゃれてきます。

3年前に子どもだったメスのアシカ「Gull」にも再会でき、
りっぱなオトナに成長していて、うれしかったです。

アシカ同士でも、じゃれあったり、ケンカしたり、
競争したり、おんぶしてもらったり、いじけたり、得意げになったり・・・。
アシカは本当に無邪気で、たくさんの元気を与えてくれます。
帰国後、溜まった仕事に追われながらも、
その表情やしぐさを思い出しては、頬が緩んでいます。

ただ、その一方で、ニホンアシカに会ってみたかったと、
心は複雑になるけれど。

遠く離れていても、いつも心を癒し、支えてくれている。
きみはずっと心のともだち。
いつまでも、みんな元気で、ともに生きていけますように。