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2020年11月 7日 (土)

住民説明会はいつ?

『座間味浄水場問題』のその後です。

県議会9月定例会の本会議で、
5人の県議の方たちが座間味浄水場建設について質問してくれました。
それに対し、企業局長は、
「建設を円滑に進めるには、村及び住民の理解や協力が不可欠。
 早期に住民説明会を開催して、丁寧に説明していきたい。」
と繰り返し答弁しました。
県議会での陳情採択の結果報告はこちら→★

住民はみな、次の住民説明会で高台での建設に向けた説明があり、
村もそれに同意することで、正式な解決となると期待し、
「次の県議会11月定例会の前までには住民説明会をするだろう」
と考えていましたが、今のところまだ案内などありません。
県議会全会一致で陳情が採択され、知事会見で発表されてから3ヶ月、
9月議会の答弁からも1ヶ月以上が経ち、
「どうなっているの?」と不審に思う住民も多くなってきました。

浄水場問題が持ち上がった2年半前から数ヶ月前まで、
あれほど県と村は、住民に対し、
「早く造らないと水質悪化や予算確保が心配される」と説明し、
着工をかなり急いでいたはずだったからです。
高台の建設予定地は村有地のため、
村が承諾し、村長の印鑑がないと着工できません。
その契約をもって、正式な決定となるはずです。

そんな折、10月25・26日に、沖縄タイムスと琉球新報で相次いで、
宮里哲村長が突然、来年5月の村長選挙に出馬しないと表明しました。
記事には、
「座間味島の新たな浄水場の建設地を巡る問題についても引退する理由の一つ」
と書かれており、住民には困惑が広がっています。

その後、10月30日の琉球新報で、
企業局長が10月19日に座間味村を訪れ、村長と協議したことが分かりました。
その中で、村から企業局に下記の3つの要望があったそうです。
・工事期間中における住民や観光客が使用する道路の安全確保。
・新浄水場が完成するまでの間の既存の浄水場を企業局が運営すること。
・既存の浄水場跡地に建設予定だった防災拠点施設の整備に協力すること。
記事には、「(企業局は)村の要望を持ち帰った」と書かれています。

上記の3つの要望は、難しい要望ではないですし、
もともと住民側も、着工と同時に高台の既存浄水場が企業局に移管され、
企業局が水質管理等の運用を行いながら、
新しい浄水場に建て替えられていくことを望んでいましたので、
企業局には、上記の要望を満たした上で、早期に住民説明会を開いてほしいです。

住民みんなのための浄水場です。
みんながより良い浄水場建設を待ち望んでいます。



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