団体別意見交換会と第7回住民集会
座間味浄水場建設に関しての近況と今後の予定です。
1月10日・11日に、県企業局と村役場が、
村内各団体の代表者のみを対象にした2回目の意見交換会を行いました。
数名ずつ3回に分けての開催です。
意見交換会で、企業局は、
「事業はすでに遅れていて、現行の阿真キャンプ場案だと、
一括交付金の期限の平成33年度までにギリギリ間に合うが、
他の案だと計画進行がどんどん遅れ、予算の確保が難しくなり、
浄水場建設ができなくなってしまう。」
「高台は、国立公園の第三種特別地域のため、
環境省の許可が得られるか見通せない。」
「環境負荷や景観悪化が心配される。」
「水質の悪化も深刻で、このままだと、
飲用摂取制限をしなくてはならなくなる。」との説明でした。
水質について、座間味は観光客も多いので、心配しましたが、
「いますぐ健康被害があるわけではない」ということなので、
ひとまず、ホッとしました。
水質基準の超過は総トリハロメタンで、
大人が毎日水を1㍑飲んだとして、70年飲み続けて、
10万人~100万人に1人に、発ガンのリスクがあるそうです。
高台の環境への負荷や景観の悪化については、
阿真キャンプ場の方も、環境や景観が悪化する
との声が上がりましたが、
環境省の定める「普通地域」だから...という理由です。
また、津波がくれば、停電するので、
浄水場は、平地にあろうが高台にあろうが、稼働できなくなり、
水がつくれなくなるのは同じだと、考えているそうで、
それで、現予定地の阿真キャンプ場が適地だということです。
でも、津波が去った後の復旧や復興は、
浄水場が被災した場合と助かった場合とでは、
差はないのでしょうか?
浄水場は高台へ推奨する国の指針は無視?…
同じ国立公園の隣の渡嘉敷島は、
平地の候補地の地権者が売買を拒み、
「用地確保が難しい」との理由で、
高台の用地を環境省に申請して認められたとの説明でした。
座間味島は、
住民がキャンプ場での建設を反対していることを
考慮して
ノーコメントでした。
それでも、各代表者からは、
「津波被害のない高台で見直してほしい」という意見が多く出され、
それに対して、企業局建設課長からは、
「大多数の住民が本当に高台を望むのであれば、
見直しもやぶさかではない。」という前向きな答弁が得られました。
1月22日(火)19:30~コミュニティーセンターで
第7回住民集会を開きます。
12月26日に「高台への見直しを求める陳情」を県議会に提出したことや
1月10日・11日の団体別意見交換会の内容などを報告し、
住民説明会に向けての取り組みなどを話し合う予定です。
そして、1月24日(木)18:30~離島総合センターで
企業局による第3回浄水場住民説明会が開催されます。
民意を知るために開かれるものですから、
企業局の説明をしっかり聞いて、
1人でも多くの住民が率直に意見を言える場にして、
ちゃんと民意をわかってもらえたらと思っています。
あと一息です。
がんばりましょう!
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