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2018年12月

2018年12月31日 (月)

2019うみまーるカレンダー

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お知らせがとんでもなく遅くなってしまい、すみません。
2019年カレンダーも、2018年版と同じラインナップで5種類、誕生しています。

今回も、自然やいのちのすばらしさが伝わるよう、心を込めて作りました。
みなさんの日々の暮らしの中で、
心なごんだり、元気になるきっかけになれたら、うれしいです。

夏休み頃から、全国のわしたショップや、
水族館、書店、沖縄のお土産物店やホテル売店、応援店などで、
販売されていました。
販売してくださったみなさん、ご購入いただいたみなさん、
本当にありがとうございます!

みなさんのおかげで、
うみまーるは、撮影と創作、自然を守る活動を続けていけます。
今年も1年ありがとうございました。
来る年もみなさんに感謝しながら、がんばります!

カレンダーの中身は、Amazonのサイトでも見ることができますので、
まだの方は、ぜひ!(笑)

2019年も、笑顔あふれる日々でありますように。


3Dポストカードや掲載誌など

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いろいろなグリーティングカードを制作しているイーズプロダクツから
うみまーるの写真を使った3Dサマーカードが発売されています。
お知らせがすっかり遅くなり、
サマーカードなのに冬に紹介してしまって、すみません。

上のブログの写真ではうまく伝わりませんが、
実際のポストカードは、3Dの名の通り、立体的に見えるので、面白いです。
くわしくは、イーズプロダクツのサマーカードのページをご覧ください。
http://www.ease-products.co.jp/summer/index.html


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2018年7月1日の聖教新聞に、「世界の憧れ ケラマブルーへ!」と題して、
対談記事が載りました。
中性浮力による水中撮影法や、ウミガメの子ガメのことなどを
話しています。

 

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月刊『Diver』2018年5月号の
「絶景! 沖縄サンゴグラフィックス」という特集で、
うみまーるがケラマの海を紹介しています。


2018年12月30日 (日)

美ら海のなかまたち(最終回)

関西で朝日新聞を購読されている方に
毎月配られるカレンダー裏面の連載コラム
「美ら海のなかまたち」は、第60回をもって無事終了しました。
当初1年の予定で始まった連載でしたが、
おかげさまで好評で、いつの間にか5年間の連載になっていました。
毎月楽しみにしてくださっていた皆さん、本当にありがとうございました。

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第51回は、オーストラリアの観光地で、人とうまく関わりながら暮らしている、
ちゃっかりもののコシグロペリカンです。

 

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第52回は、小さい頃から、この道ひとすじの掃除名人、
ホンソメワケベラです。

 

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第53回は、アメリカのモントレーでの
ゼニガタアザラシ流のお昼寝の紹介です。

 

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第54回は、食事のために群れをつくるヒフキアイゴです。

 

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第55回は、古座間味ビーチなどで、
海に入ったら真っ先に出会えるコバンアジです。

 

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第56回は、海底から細長い体を伸ばすチンアナゴです。

 

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第57回は、浜辺をすばしっこく走る忍者のようなツノメガニです。

 

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第58回は、体色やポーズを変えて、捕食者の目をくらませる
アオリイカです。

 

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第59回は、「もっとなでて」と寄ってくる
ふれあい大好きなアメリカマナティーです。

 

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第60回は、力を合わせて、仲良く一緒に暮らす
ヒレナガネジリンボウとコトブキテッポウエビです。


連載中には、たくさんの読者メッセージをいただき、
ありがとうございました。
どの感想も、とてもうれしくて、励みになっていました。
連載終了を惜しむ声にも感激しました。

5年間、本当に、ありがとうございました。
また、どこかでお会いしましょう!


2018年12月29日 (土)

秋に出会った鳥たち

秋には、いろいろな旅鳥たちが座間味に立ち寄ってくれました。
阿真ビーチや阿真キャンプ場周辺で出会った鳥たちを紹介します。

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まずは、毎年おなじみのヤツガシラ。
開けた草原が大好きで、地面に降りて虫などを食べては、
木の枝にとまって、周りの様子をうかがいます。
珍しい鳥ですが、よく目立つので、出会えるチャンスは高いです。
この写真を撮った時も、居合わせた島人と観光客のカップルと一緒に、
息を潜めて、岩や木になりきったつもりでそっと観察しました。

美しい縞模様の羽を広げて、
阿真ビーチ沿いの海岸林の上をぐるりと飛び回り、
浄水場予定地の草原に立つモモタマナの枝に何度も戻ってきては、
首をかしげていました。

 

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ツンとそったクチバシと、鮮やかな黄色いアシがかわいいソリハシシギ。
阿真ビーチを楽しげに散歩していました。

 

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カヤの草原に隠れる冬毛のアカガシラサギ。
うまく紛れ込んでいます。
夏毛はその名の通り、おしゃれな赤茶色の頭をしています。

 

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青い羽根がきれいなオオルリの若いオス。
座間味野鳥の会によると、座間味島では初確認だそうです。

 

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こちらも座間味島では初記録になったズグロチャキンチョウ。
倒木の間で、クチバシをこすったり、跳ね回ったりしていました。

阿真キャンプ場周辺は、
世界を旅するいろんな鳥が旅の途中に羽根を休める大切な場所です。
海外の繁殖地では、手厚く保護されている鳥もいます。
これからも、いろんな鳥たちが安心して休めるように、
しっかり守っていきたいです。


2018年12月28日 (金)

県議会議長へ再度陳情

12月26日に、変更を求める会のメンバーで、
沖縄県議会議長に、
浄水場建設予定地を高台へ変更を求める陳情書を手渡してきました。

★提出した陳情書はこちら→『安全な場所への変更を求める陳情1226県議長』

議長は、企業局が今までの住民説明会で、
津波被害について説明していなかったことに、驚かれていました。

そして、翌日には、
また村長から、村内各団体の代表者宛に、
村役場と企業局との意見交換会への出席案内の手紙が、届きました。
代表者のみが呼ばれていて、1月10日と11日に数名ずつに分けて行われます。
ただ、年始の行事ですでに予定が入っていて島にいない代表者が多いようです。

住民誰もが参加できる意見交換会の開催をお願いしているのですが、
なかなか実現しません。
住民は、説得ではなく、対話を求めています。
せめて、代表者の意見交換会が有意義なものになることを願っています。


2018年12月18日 (火)

高台への変更を求めて

座間味浄水場建設予定地の変更を求める会では、
県議会が本当の民意を知りたいということで、
改めて、座間味島に住む住民(成人)を対象にした署名活動を行い、
12月12日の県議会・土木環境委員会の前に、
委員の県議の方々に、集まった署名を確認してもらいました。

島民615名から、幼少中学生76名(赤ちゃんの人数は把握できず)と、
村職員、教職員を除いた成人479名中、
12月10日現在、278名(58%)の署名が集まっています。
島内の観光業者においては、
95事業所中76事業所(80%)が、浄水場建設場所の見直しを求めています。
(引き続き、署名を募っていますので、署名ご希望の方はご連絡ください)


12日夕方に行われた土木環境委員会の企業局案件の審議では、
多くの県議の方から、
「住民ともっと話し合ってほしい」という意見や、
現在の建設予定地は、東北大震災クラスの津波が起こった時に、
5mから10mの津波に飲み込まれると想定されていることから、
「防災を考えて、高台に建てた方が良いのではないか」
など、たくさんの発言がありました。

それでも企業局は、現予定地で進めるという姿勢をなかなか崩さなかったのですが、
最後は、土木環境委員長の
「企業局長、今、いろんな委員からですね、いろんな疑問が出ています。
 ぜひ、皆さん(企業局)の方でも、もう一度、検討して、
 先ほど局長おっしゃっていたようなね、
 地域の皆さんにも、説明会をしっかり行ってですね、
 地域の理解を得られるように、努力していただきたいと思います。」
という呼びかけに、企業局長が小さくうなずいて、陳情の質疑は終了し、
企業局職員退席後の話し合いで、『継続審議』と決まりました。
★詳しい内容はこちら→『土木環境委員会181212企業局質疑』


調べてみると、周辺離島8村9島のうち、
甚大な津波被害が想定される場所に浄水場建設が予定されているのは座間味島だけで、
ほかのほとんどの島が津波被害のない場所に、建設される予定です。

座間味島において、津波被害の想定されない候補地としては、
企業局が住民説明会で配った資料の中で、
最終候補地に残っていた3地点のうちの1つが高台に位置している他、
それ以前の候補地の中にも、高台が含まれています。

変更を求める会としては、その高台の案を再検討してもらえるよう、
12月18日に、第6回目の住民集会を開いて具体的に話し合い、
新たな陳情を年内に出そうという方向でがんばっています。


2018年12月10日 (月)

10月から12月県議会へ向けて

浄水場問題のその後の報告です。

玉城デニー新知事体制の初めての県議会となった第7回沖縄県議会が
10月16日から始まり、10月23日の土木環境委員会において、
座間味浄水場建設予定地の変更を求める陳情について審議されました。
県議からは、「県と村、住民が一緒になって、何度も話し合いを」
「島民の皆さんの意見を聞いて、可能な限り歩み寄りを」
といった意見が出され、継続審議となりました。
★詳しくはこちら→『土木環境委員会181023企業局質疑』


土木環境委員会での状況を受けて、
11月12日には、
沖縄県議会・土木環境委員会委員長の新垣清涼氏と、
委員の上原正次氏が(ともに会派おきなわ)、
座間味島まで現地視察に来てくれて、
時間いっぱいまで、水道施設やいろんな候補地を見て回り、
住民の話もたくさん聞いてくれました。
阿真キャンプ場の建設予定地の視察では、
県議からは、海のそばで低地であることから、津波等、防災面での心配も出ました。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/345271


11月21日には、琉球放送「RBC NEWS」で、
「浄水場建設で揺れ動く島」として、
座間味島の浄水場問題が放送されました。
https://www.youtube.com/watch?v=KM1JkXGwt0s


11月26日と12月5日には、
村内各団体の代表者を、村役場に呼び出しての意見交換会が開かれました。
多くの団体長から、「密室での話し合いではなく、住民みんなでの話し合いを」
という意見が出され、
来年1月に、全住民を対象とした意見交換会が開かれることになりました。
また、排水先についても、
企業局は、口では阿真ビーチに流さないと言っているが、
そう約束するのであれば、HPなどで「再検討する」という文言だけでなく、
明確に「阿真港など、阿真ビーチにつながる他の場所からも流さない」ことなど
はっきり示してほしいという意見が、青年会はじめ、いくつもの団体から出されました。

11月30日には、日本自然保護協会から、
「座間味浄水場建設計画の改善を求める要望書」が
沖縄県議会に出されました。
https://www.nacsj.or.jp/archive/2018/12/9162/


そして、11月27日から第8回沖縄県議会が始まり、
12月5日の本会議での代表質問で、
会派おきなわの赤嶺昇県議が、
座間味浄水場建設の課題と、津波等の防災面を追求し、
企業局長が答弁しました。
阿真キャンプ場は最大5~10mの波に襲われると想定される場所なのに、
その対策が、「建物に防水を施す」と答えるなど、
ちょっと無理があるように思えました。

県議会では、12月12・13日に、土木環境委員会が開かれます。
それに向けて、多角的にいろんなことを調べたり、資料を準備したり、
県議さんに説明にまわったりして、がんばっています。
改めて、住民の民意を伝えるために、署名活動にも走り回っています。
審議が深まり、浄水場問題がよりよい方向に導かれることを願っています。


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