ビーチクリーンのともだち
毎朝のビーチクリーンで、いつも会うのがイソシギです。
ゴミを探しながら歩いている自分らの10mほど先を、
お尻をフリフリ、チョコチョコと歩きながら、食べ物を探しています。
「おはよう。今日は寒いね。」などと声をかけながら、
一緒にビーチを歩いています。
冬は北風が多いので、南に面した阿真ビーチはゴミが少ないです。
今年に入ってビーチクリーンは、雨の日をのぞいて7回しましたが、
拾ったゴミの合計は、1.41kgだけです。
ゴミがほとんどなくて、気持ちがいいです。
でも、注意深くよく探すと、波打ち際には、
海から流れ着いた小さなプラスチックのかけらが見つかります。
プラスチックには、環境ホルモンなど有害化学物質が含まれていることは、
よく知られていますが、
海を漂ううちに、海水中の汚染物質も引き付けて濃縮されているそうです。
さらに、プラスチックは劣化すると、ボロボロに砕けてしまって、
ビーチクリーンで効率よく拾えず、一番の厄介者です。
5mm以下になったものはマイクロプラスチックと呼ばれ、問題視されています。
オーストラリアの研究チームが2015年に発表したデータでは、
186種もの海鳥を調べた結果、そのおよそ9割が、
プラスチックを食べ物と間違えて、飲み込んでしまっているそうです。
プラスチックは胃の中に蓄積され、彼らの命をおびやかしています。
ゴミが少ない日には、
特に目を凝らして、頭をフリフリ、
小さなプラスチック片を拾うのに、精を出しています。
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