2014年3月22日・小潮
海はおさまって天気もよくなってきたけれど、
クジラを探してめざす外海は、白波がピョンピョン元気すぎて、
チビ艇BabyWhale号では、まだ厳しい海況です。
そんな時は、ウミガメに会いに行きます。
内海は風も波もすっかり穏やかになり、気持ちのいい凪の海。
空もだんだん鮮やかな青になってきました。
今日は、ミツやタクなど4頭の常連さんと、
座間味の内海では珍しいオスのアオウミガメに会いました。
実は、このオスガメ、昨年の春に阿真ビーチに入ってきて、
夏の間居ついていたカメで、
今年もまたやってきてくれたようなのです。
後頭板が4枚でV字型に並んでいるので、うみまーるでは「ブイ」と呼んでいます。
久しぶりのうれしい再会となりました。
長い前ヒレとしっぽが立派です。
ウミガメにとってちょうどこれから恋の季節の始まりです。
しかし、甲羅は冬の間に繁茂する藻で覆われて、美しい甲羅の模様は見えません。
水温が高くなるにつれて、藻の勢力が衰えて、だんだんきれいになっていくことでしょう。
それがカメの世界では恋に関係するかどうかはわからないけれども。
そんなこちらの心配事など知ってか知らずか気にも留めない様子で、
ブイはのんびりと海草を食べ、時々息継ぎに上がっては、空を眺めていました。
毎年、恋の季節の常連さんになってくれるといいなと思います。
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