ざまみん ちゅら海 ちゅら島 いちまでぃん...

小さな島の大きな問題
『座間味浄水場問題』の今
を分かりやすくお伝えするウェブサイトを作りました。
ずっと座間味の自然や島のことを気にかけてくれて、
「今、どうなっているの?」と心配してくださっている皆さん、
大変大変お待たせしました。
どうぞこちらをご覧ください。

早わかり『座間味浄水場問題』
 https://zamami-josuijo.com/

拡散、大歓迎!
『座間味浄水場問題』の事実をきちんと伝えたいと思っていますので、
よろしくお願いします。

いつも熱い思いを寄せてくださって、ありがとうございます。
皆さんの思いも一緒に「まくとぅそーけー」の心でがんばります!

【お詫び】うみまーるHP更新できていません...

うみまーるのホームページは、システムの不具合により、
2018年12月以降、更新できていません。
修理する時間がなく、ご迷惑とご心配をおかけして、
大変申し訳ありませんが、何卒ご了承ください。

 

2021年2月23日 (火)

県議会2月定例会

『座間味浄水場問題』のその後です。

6-7月の県議会で高台への建設が全会一致で採択され、
8月には知事が会見で「高台」を表明した後、
なぜか、住民に対しては、企業局からも村からも、
正式な発表や広報もないまま、半年が過ぎました。

11-12月県議会では、
企業局が村との調整を進めている最中との報告がありましたが、
依然として、住民説明会など開かれず、
住民には何の情報も入らず、進展もないままです。

2月16日から県議会2月定例会が開会され、
明日から代表質問が始まります。
『座間味浄水場問題』について、代表質問と一般質問で、
5人の県議の方が質問してくださる予定です。

【代表質問】
 2月24日:照屋 守之 県議( 沖縄 ・ 自民党 )
 2月25日:上里 善清 県議( 沖縄 ・ 平 和 )
 2月26日:瑞慶覧 功 県議(てぃーだネット)
      平良 昭一 県議( お き な わ )
【一般質問】
 3月 4日:比嘉 瑞己 県議(日本共産党沖縄県議団)

企業局長の答弁で、どのようなことが明らかになるのか、
注目しています。


2021年1月 5日 (火)

初潜り

20210105
2021年1月5日・中潮

今年は丑年ということもあり、
初潜りは、ウミウシに会いに行ってきました。
写真は、海底をゆっくり進もうとしていた小さなコミドリリュウグウウミウシです。
触角からしっぽの先まで1cmあったでしょうか。

年末から天候が安定せず海が大時化で、海底でもうねりの影響がありました。
ウミウシも大きなうねりに揺られて、突然フワーッと中層に舞い上げられたり、
砂の上をコロコロぐるぐると何度も転がされたりしながらも、
うねりが弱まるたびになんとか海底をつかまえて、
ゆっくりゆっくりマイペースで進んでいました。

2018年から始まった浄水場建設の問題、
それに続くようなさまざまな自然環境の問題、
去年からの新型コロナウイルスの問題など、
出口の見えない状況が続いていますが、
ウミウシのように、ゆっくりながらもあきらめずに進んでいきたいです。


昨年も一昨年も、忙しくて報告できていませんでしたが、
阿真ビーチのビーチクリーンと外来植物駆除は、地道に続けています。

★2018年
 ビーチクリーン=322回/計370.59kg(タバコ吸殻=773本)
 外来植物駆除=37回/計339.49kg
★2019年
 ビーチクリーン=284回/計383.96kg(タバコ吸殻=767本)
 外来植物駆除=98回/計205.62kg
★2020年
 ビーチクリーン=306回/計653.67kg(タバコ吸殻=508本)
 外来植物駆除=174回/160.92kg

最近では、やっとアメリカネナシカズラの勢力も弱まってきて、
根絶への兆しが見えてきました。
2017年に爆発的に増えて、一時は絶望的な状態にもなったのですが、
駆除のやり方を変えたり、試行錯誤しながら、
あきらめなくてよかったとつくづく思います。

そうそう、2019年には、阿真ビーチのグンバイヒルガオ群落が、
沖縄県の『美ら島おきなわ・花と緑の名所100選』に選ばれました。
http://www.midorihana-okinawa.jp/?page_id=7619


まくとぅそーけーなんくるないさ...
あきらめず誠実にがんばれば、道は開ける...
自然は、さまざまなことを教えてくれます。



2020年12月31日 (木)

2021うみまーるカレンダー

20201231-2021

お知らせできないまま、もう大晦日になってしまいましたが、
2021うみまーるカレンダーも、例年通りのラインナップで、5種類誕生しています。

あたりまえのように繰り返され、
いつも変わらずそこに存在してくれる自然の奇跡を綴りました。

今回も、自然やいのちのすばらしさが伝わるよう、心を込めて、一生懸命作りました。
みなさんの日々の暮らしの中で、
心なごんだり、元気になるきっかけになれたら、この上ないです。
今年は特に、新型コロナの影響で気ままに出掛けられなかったり、
閉塞感を感じている人も多いと思うので、
せめてカレンダーで、少しでもほっこりしたり、
自然の中で生きる喜びを感じてもらえたらいいなと思っています。

販売してくださったみなさん、ご購入いただいたみなさん、
クリスマスや年末年始の贈り物にたくさんの人々にプレゼントしてくださったみなさん、
本当に本当にありがとうございます!
みなさんのおかげで、
うみまーるは、撮影と創作、自然を守る活動を続けることができています。
みなさんに感謝しながら、2021年もがんばります!

コロナで大変な毎日ですが、
自然と寄り添う心豊かな暮らしを祈っています。

みなさん、よいお年を!



2020年12月30日 (水)

Summer 3D Card と 新世7・8・9月号

20201230-3d  
お知らせが、すっかり遅くなりましたが、
いろいろなグリーティングカードを制作しているイーズプロダクツから
うみまーるの写真を使ったサマー3Dカードが発売されています。
サマーカードなのに冬に紹介してしまって、すみません。
今回は、A4サイズの大きなカードで、
立体的に見えるので、見応えがあります。

 

20201230-2020789

こちらも、すっかりお知らせが遅くなりましたが、
倫理研究所の月刊誌『新世』に、
夏の3ヶ月間、海の生きものの写真と文章が掲載されました。
7月号は、「太陽と月のリズムで暮らす」と題して、ウミガメたちのこと、
8月号は、「サンゴとともに生きる」と題して、
デバスズメダイやテングカワハギ、カンザシヤドカリたちのこと、
9月号は、「南極でいのちをつなぐ」と題して、ペンギンたちのことを
紹介しました。

 

 

2020年12月 2日 (水)

県議会11月定例会

『座間味浄水場問題』のその後です。

住民説明会など、何も進展がないまま、
11月25日から、県議会11月定例会が始まりました。

そして、明日12月3日の10時から、
比嘉瑞己県議(日本共産党沖縄県議団)が代表質問で、
座間味浄水場建設に向けて、
・村との協議状況
・住民説明会の開催
・災害拠点施設の検討
について質問してくれます。

企業局長がどのような答弁をするか、注目しています。


いろいろと他の問題も起こっていますので、
詳しくは、また後日、アップします。

 

2020年11月 7日 (土)

住民説明会はいつ?

『座間味浄水場問題』のその後です。

県議会9月定例会の本会議で、
5人の県議の方たちが座間味浄水場建設について質問してくれました。
それに対し、企業局長は、
「建設を円滑に進めるには、村及び住民の理解や協力が不可欠。
 早期に住民説明会を開催して、丁寧に説明していきたい。」
と繰り返し答弁しました。
県議会での陳情採択の結果報告はこちら→★

住民はみな、次の住民説明会で高台での建設に向けた説明があり、
村もそれに同意することで、正式な解決となると期待し、
「次の県議会11月定例会の前までには住民説明会をするだろう」
と考えていましたが、今のところまだ案内などありません。
県議会全会一致で陳情が採択され、知事会見で発表されてから3ヶ月、
9月議会の答弁からも1ヶ月以上が経ち、
「どうなっているの?」と不審に思う住民も多くなってきました。

浄水場問題が持ち上がった2年半前から数ヶ月前まで、
あれほど県と村は、住民に対し、
「早く造らないと水質悪化や予算確保が心配される」と説明し、
着工をかなり急いでいたはずだったからです。
高台の建設予定地は村有地のため、
村が承諾し、村長の印鑑がないと着工できません。
その契約をもって、正式な決定となるはずです。

そんな折、10月25・26日に、沖縄タイムスと琉球新報で相次いで、
宮里哲村長が突然、来年5月の村長選挙に出馬しないと表明しました。
記事には、
「座間味島の新たな浄水場の建設地を巡る問題についても引退する理由の一つ」
と書かれており、住民には困惑が広がっています。

その後、10月30日の琉球新報で、
企業局長が10月19日に座間味村を訪れ、村長と協議したことが分かりました。
その中で、村から企業局に下記の3つの要望があったそうです。
・工事期間中における住民や観光客が使用する道路の安全確保。
・新浄水場が完成するまでの間の既存の浄水場を企業局が運営すること。
・既存の浄水場跡地に建設予定だった防災拠点施設の整備に協力すること。
記事には、「(企業局は)村の要望を持ち帰った」と書かれています。

上記の3つの要望は、難しい要望ではないですし、
もともと住民側も、着工と同時に高台の既存浄水場が企業局に移管され、
企業局が水質管理等の運用を行いながら、
新しい浄水場に建て替えられていくことを望んでいましたので、
企業局には、上記の要望を満たした上で、早期に住民説明会を開いてほしいです。

住民みんなのための浄水場です。
みんながより良い浄水場建設を待ち望んでいます。



2020年9月22日 (火)

浄水場は高台へ!県が表明

『座間味浄水場問題』のその後です。

7月30日(木)の臨時村議会は、事前調整で二転三転し、
結局、浄水場関連は議題に入っていなかったのですが、
議会閉会後に、村からの説明として、村議に対し、
「浄水場の建設場所は、阿真キャンプ場と高台のどちらが良いか、
住民を対象にした『アンケート投票』を実施する」との話がありました。
「法的な効力はないため、あくまでも決定者は座間味村長。
結果が圧倒的でなければ、どちらが多いかに関わらず、村長が決断する」
との説明だったそうです。
7月28日の県議会本会議で高台での建設を求める陳情が全会一致で採択されたことや、
『阿真キャンプ場案』と『高月山案』の候補地比較の説明が不十分で、
住民間で誤解や間違った噂が広がっている現状もあるため、
このまま『アンケート投票』をするのは問題だ、
実施の有無や内容も含めて、村議会でまず協議すべきだと、
村議から反対意見が相次ぎ、1時間あまり議論されましたが、
村側は「県議会とは関係なく、あくまで村は企業局に依頼されている」
「住民が誤解しているのも民意の1つだ」として、
村議の反対に取り合うことなく、予定通り実施したい旨の話で終わりました。

そこで、8月3日(月)には、村議会のあり方と『アンケート投票』の見直しを求め、
宮平譲治村議が村へ要望書を提出。
「2候補地のメリットデメリットを誤解している住民もいることから、
 今、『アンケート投票』を実施するのは、住民の混乱や分断を招く。
 まずは、村主催の住民説明会や意見交換会などを開催して、
 住民に正しい情報を提供し、相互理解を深めるべきだ」
として、もっと議論を尽くすことや、
どうしてもアンケート投票を実施する場合には、
配布資料や投票用紙の内容について、事前に村議会も含めて審議した上で行うことなどを
要望しました。
※メリットデメリットの誤解というのは、
 例えば、「阿真キャンプ場案の方が、工期が短く早く完成するため、水質が早く改善する」と
 誤解している住民がいるのですが、
 実際は、「高月山案の方が、現浄水場の建て替えになるため、新浄水場の工事前に、
 可搬型海水淡水化施設を導入し、その時点で、水質が改善するので早い」のです。
同日、村のHPに『アンケート投票』の案内がアップされましたが、
候補地比較の添付資料は、あくまでも企業局資料の抜粋で、
メリットデメリットの誤解を払拭するような補足はありませんでした。
投票期間は8月11日~8月17日、投票場所は村役場、8月18日開票。

また、この日、企業局は県議などに対し、
「村議全員の了承を得て、村がアンケート投票を実施する」と説明し、
これを知った村議や村議会議長は「村議会は承認していない」と反発。

新型コロナウイルスの沖縄県緊急事態宣言を受け、
村は8月6日からの定期船を一部運休や運航時間変更などし、
それに伴い、8月6日に予定されていた土木環境委員会の視察は延期となりました。

8月4日(火)には、『変更を求める会』の会長が村に対して、
「村が『阿真キャンプ場案が良い』とする理由の『現浄水場跡地を災害拠点施設にしたい』
 という主張は、現浄水場が廃止されれば、現配水池(浄水を貯めておくタンク)も廃止され、
 その跡地に整備した災害拠点施設に全島民が避難した場合、浄水が全くないという事態が
 起こるが、そのような大きな欠点のある災害拠点計画に、なぜ、そんなにこだわるのか?」
という公開質問状を提出。

8月5日(水)、島内の各世帯に郵送で、
村からの『座間味浄水場建設予定地アンケート投票について』が届き、
住民間に混乱や誤解の噂がさらに広がりました。
噂は、
 「阿真キャンプ場で造れば水道料金は安くなり、高月山案で造れば水道料金が高くなる」
 「高月山案だと工期が長いため、水質悪化が長引き深刻化する」
 「高月山案は山を削るが、阿真キャンプ場案だと山を削らずに済む」というもので、
実際は、
 「離島の格差是正の水道広域化事業のため、どちらで造っても同じく水道料金の低減が
  見込める」
 「高月山案は、既存浄水場の建て替えのため、撤去作業など含み工期は長くなるが、
  既存施設取り壊しの前に、可搬型海水淡水化施設を導入し、海淡施設での水運用に
  切り替えるため、着工から6ヶ月程度の早期に水質改善が見込める」
 「高月山案は既存浄水場の敷地を少しずつ拡張する形で合計860㎡造成し、
  阿真キャンプ場案も調整池造成のため阿真チジの山林704㎡を削り、
  さらにキャンプ場内の草原3,800㎡を造成する」のです。
それらを指摘した8月3日提出の宮平譲治村議の要望書に対して村からの返事はなく、
住民に届いた候補地比較表は誤解を招くような資料であったため、
譲治村議は村へ抗議しましたが、村は『アンケート投票』の実施をそのまま続行。

8月6日(木)には、住民の困惑を重く見た座間味島3区の区長会が村に対し、
『アンケート投票』という形式は、住民同士の混乱や対立が危惧され、
事前に区長会に相談してほしかったことなど、『アンケート投票』についての要望書を提出。
3区長と村長、副村長で、1時間ほど話し合いを行ったそうですが、
議論は平行線で、『アンケート投票』はそのまま行われることになりました。

8月7日(金)、『変更を求める会』は、
とにかく、住民みんなが十分な情報や知識を得た上で『アンケート投票』に臨めるよう、
急いで候補地比較表を補足する配布資料を作成し、
各住民への情報の補足に奔走していましたが、そんな最中、
14時頃、突然「座間味浄水場の『アンケート投票』中止」の村内放送があり、
13時半から開かれていた定例の区長会で区長たちも放送と同時にその場で中止を知り、
その後18時頃、玉城デニー知事が記者会見で、
「県議会での全会一致による陳情採択を重く受け止め、座間味浄水場は高台に建設する」
と方針を表明。
めまぐるしいほど怒涛の展開に、住民は混乱しながらも、
『アンケート投票』中止と県の高台方針表明に安堵したのですが、
この知事会見に対し、村長が自身のSNSで強く批判し、また別の騒ぎが起こりました。

新聞報道によると、村内で上記のように住民ががんばっている間に、県の方では、
7月31日(金):村から企業局に「住民アンケート実施」を連絡。
8月 3日(月):企業局長が玉城デニー知事ら県三役に相談(高台へ建設の方針決定)。
8月 5日(水):企業局長から村長に「高台へ建設の方針決定」を連絡。
という動きがあったようです。

確かに、もっと早い段階で、7月16日の土木環境委員会で陳情採択された段階や、
7月28日の県議会本会議での全会一致の採択を受けた直後に、
県が「高台」方針を意思表明していれば、こんな混乱は起こらなかったかもしれません。
県議会全会一致の陳情採択を受けておきながら、
なぜ企業局は、村の『アンケート投票』実施予定を一旦止めて見直さなかったのか、
なぜ村は、村議や区長などから見直しを求められても実施を急いだのか、疑問が残ります。

現浄水場を含む高台案の土地は村有地であるため、村長の決断が注目されていました。
9月15日の村議会での宮平譲治村議の浄水場建設に関する質問に対して、
村長は「知事会見を今更覆すつもりはない(県の高台へ建設の方針を認める)」という意味の
答弁をしました。
これで、事実上『座間味浄水場問題』は大きく前進しました。
しかしながら、
村の担当者は「突拍子もなく、いきなり企業局から高台決定の連絡が来て、困惑している。
現時点でまだ、県から何の説明もない」と話し、
村長は「県庁へよく行くので局長から後で寄ってほしいと言われているが、会っていない。
会見から1ヶ月以上経つのに、あちら側が島に来て、説明するべきではないのか。
知事のやり方に非常に憤りを感じている」と知事に対する強い批判を露わにし、
県議会での追求も示しているため、解決にはまだまだ時間がかかりそうです。

住民としては、なんとか丸く収まるよう、円満解決を切に願い、
村が言う『災害拠点施設』も両立できるような新浄水場建設の実現を目指して、
引き続き、がんばっていきたいと思っています。

県議会9月定例会は、9月15日から始まっており、
本会議では、
9月24日:島尻忠明県議(沖縄・自民党) 代表質問
9月24日:仲宗根悟県議(沖縄・平和)  代表質問
9月25日:平良昭一県議(おきなわ)   代表質問
9月29日:新垣淑豊県議(沖縄・自民党) 一般質問
10月1日:翁長雄治県議(てぃーだネット)一般質問
と、4会派5人の県議が『座間味浄水場問題』を取り上げる予定です。


引き続き、応援していただけたら、とてもありがたいです。
どうぞよろしくお願いします。



2020年7月28日 (火)

県議会が陳情を全会一致で採択!

県議会6月定例会が始まり、
7月8日の代表質問で、会派おきなわの平良昭一県議が
『座間味浄水場問題』について質問しました。
「津波被害を防ぐためにも高台にすべきと思うがどう考えているか」
「選定地決定は、県の責任でやるべきではないか」の質問に対し、
企業局長は「村が住民合意を図ることが望ましい」と答弁。
これまでの「住民合意が重要」という認識を、
少し違う解釈ではぐらかすような答弁がなされました。

7月11-12日の日程で、新しい土木環境委員など県議が視察。
沖縄・平和の次呂久成崇氏、てぃーだの玉城健一郎氏と翁長雄治氏、
会派沖縄の新垣光栄氏が座間味浄水場関連の現場をくまなく見て、
島の宝である豊かな自然や災害リスクなどさまざまなことを実感してくださり、
住民と意見交換しました。

7月13日の一般質問では、てぃーだの翁長雄治県議が、
「座間味浄水場建設の現状について」を質問。
企業局長は「阿真キャンプ場案のメリットは造成不要」と説明し、
県議が「調整池を造るために高台の阿真チジを造成するはずだが、
造成面積はどれくらいか」と質問すると、
局長は「調整池のための造成は非常にちっちゃいので、環境に影響はない、
詳細については今手元に資料がないのでわからない」と答弁。
議場では明らかにされなかったが、
実際の阿真チジの造成面積は704㎡で、自然公園法の第三種特別地域。
高月山案の造成面積860㎡とさほど変わらず、
返せば、高月山案の造成も「非常にちっちゃい」ので、
「環境に影響はない」ということになります。
さらに、第三特別地域については、これまでずっと、
環境省の許可が得られるかわからないと最大のネックにしてきましたが、
その部分には触れなくなりました。

7月15日には、翌日の土木環境委員会開催を前に、
県議が勉強会の場を作ってくださったので、
住民数名で、膨大な資料を抱えて県議会に出向き、説明をがんばりました。
たくさんの県議が参加してくださり、
緊張しましたが、とても有意義な時間となりました。
これまで、親身に審議してくださってきた前期の土木環境委員から、
「島の観光資源を守りたいという住民の思いを汲み、
 国の指針を受けて津波被害のない高台への見直しのため、
 昨年3,100万円もの予算をつけて高台再調査をしたのに、
 候補地に『阿真キャンプ場案』が残っていることはおかしい。
 この2年に渡る県議会での審議は何だったのか」という
これまでを網羅した心強い声も上がりました。

7月16日の土木環境委員会審議当日には、多くの委員から、
「なぜ、企業局(局長)が建設場所を決めきれないのか」
「あの(小さな)島で、村長に意思決定させたら、あの島はどうなるんですか!
 村長に意思決定させたら、座間味島は分断されて、大変なことになる」
「阿真キャンプ場案で進めたら、反対運動が起きるのは目に見えている」
「今の企業局のやり方は、住民無視で、議会無視だ」
「知事が建設場所を決めて、責任を持つべき」
など、企業局の進め方に対する批判が噴出しました。
観光資源になっている島の宝である自然についても、
「沖縄県の量から質への転換する観光の目玉になるほど素晴らしい地域。
 本当に絶妙な生態系の中で守られてきた自然を、なぜ壊してまで、
 そこに造らないといけないのか」
との意見も出て、
かけがえのない自然を守りたい切実な思いと、
小さな島での分断はどれほど心が苦しいものか、
まさに、住民の声を代弁するような熱く頼もしい発言に、
思わず涙が止まらなくなる場面もありました。
最後には、
「建設場所は高台にすべき」
「阿真キャンプ場に建てるのは反対」
など、委員それぞれが意思表明してくださり、
住民の陳情が、与野党全会一致で採択されました。
島では中継で見ていた住民も多く、
これまで、必死に伝えても伝えても届かなかった思いを、
県議が代弁して追求してくれている姿に、
家族で手を叩いて見ていたという人もいて、
採択の瞬間には、飛び上がって喜びました。
長い長い道のりの中の大きな前進をいただきました。

そして、本日7月28日の県議会本会議で、
土木環境委員長から、委員会での採択が報告され、
県議会として正式に、
『観光立村・座間味島に計画されている浄水場建設について、
 安全な場所への変更を求める陳情』
(浄水場は、阿真キャンプ場ではなく、高台に建設すること)
が全会一致で採択されました。

また、今夕のNHKの夕方のニュース『おきなわ HOT eye』でも、
『浄水場の問題で揺れる座間味』として報道され、
変更を求める会の中村毅会長がインタビューで、
「阿真ビーチは島にとって宝物」
「自然災害に対して心配がなくなるように
 自分たちの声をくみ取ってもらいたい」
と住民の切なる声を伝え、
その後、県議会で
高台への建て替えを求める陳情が
全会一致で可決されたシーンが流れました。
住民はインタビューでしっかりと思いを語ったのに、
村も企業局もインタビューに答えず、
それどころか、企業局はNHKに対して、
「取材を受けると住民の混乱を招きかねない。
 報道自体も控えてほしい」
という信じられないようなコメントを出していました。
ちゃんと向き合ってほしかったです。

今後は、7月30日の臨時村議会の議案の中に、
浄水場関連が入っているとの話も聞こえてきました。

8月6日には、土木環境委員会が正式に座間味島を視察します。
企業局が現場を案内することになっており、
住民との意見交換などが実現できるか不透明ですが、
短い時間であっても声が届けられるよう、がんばります。

県議会での採択という大きな後押しを頂きましたが、
あくまでも、最終決定権は、企業局長にあります。
何とか、見直してもらえるよう、油断せず、あきらめず、がんばります。

引き続き、応援、よろしくお願いします。

 

 

2020年7月 7日 (火)

『座間味浄水場問題』2020前半

また半年もブログの更新ができず、ご心配をおかけしています。
新型コロナウイルスの問題もあり、いろいろと大変な時期ですが、
浄水場問題も少しずつ動いています。

2月25日の県議会本会議の会派おきなわの代表質問で、
赤嶺昇県議が『座間味浄水場問題』について質問しました。
「高台候補地と当初予定地『阿真ビーチ隣接地案』で調整が続いており、
 場所の選定については、住民合意を図ることが重要と考えている」
との企業局長の答弁に対し、赤嶺昇県議は、
「住民合意を図るなら、住民投票を提案してみてはどうか」
と提案しました。
企業局長は、「座間味村に伝えたい」と答えました。

2月28日の県議会本会議の一般質問では、
新垣清涼県議が『座間味浄水場問題』について、村の意向を質問しました。
「村は、高台候補地について、
 土地造成や工事中による環境や観光への影響から難色を示し、
 当初予定地の『阿真ビーチ隣接地案』が最適との意見である」
と企業局長は答弁し、新垣清涼県議は、
2019年に高月山の中腹で行われていた治山ダム工事の写真を示して、
「この工事を村も環境省も認めているわけだから、
 高台案の環境や観光への影響もクリアできているのでは?」
ということや、
「企業局主催の住民説明会に参加した住民が、リゾート開発業者から、
 何回も内容証明を送られ、ついに名誉毀損で訴訟を起こされている。
 村が最初に提案した場所に反対すると、裁判を起こされるようなことは非常に問題」
と発言しました。
企業局長は、
「住民の合意を図るということを基本に、しっかりと村との調整を進めたい」
と答弁しました。

3月10日、19日の県議会土木環境委員会では、
この1年間の高台再調査結果である高台案4案が説明され、
『高月山の既存浄水場用地を活用する案』に、ほとんどの委員が賛同しました。
村も高台案の中では、その『高月山案』が一番良いと認めていることから、
「この高月山案で、もう企業局長が決断すべき」という意見も多く出ました。
県政与党の委員だけでなく、野党である自民党の委員も、
「村側のトップも、県が最終的に判断すれば、
 受け入れることもやぶさかではないという考えを持っている感じがする。
 後は、企業局がどう判断するかというところまできている。
 村のほうに委ねるというような、責任を村側に投げたりするのは、よくない。
 ボールは企業局に投げられている。しっかり対応してもらいたい。」
と述べました。
「このまま高台案で決着がつくのでは...?」と期待したのですが、
あと一歩で採決には到らず、審議未了で今期廃案となりました。

3月27日の県議会本会議において、狩俣信子予算特別委員長より、
座間味浄水場の今後の見通しについて、
「(企業局長から)今後、住民説明会や座間味村との調整等を踏まえ、
 地元住民の合意に基づいた選定の方策について協議を進め、
 企業局として最終的に判断したいと答弁がありました。」
と報告がありました。

4月1日に、新しい企業局長に代わりました。

6月7日には、県議会議員選挙があり、新しい県議が決まりました。
県議会の体制も新しくなるので、土木環境委員会も再編されます。
新しい県議や委員に、これまでの経緯を踏まえてしっかり審議していただくため、
この浄水場問題を、一からまた把握してもらえるよう努力しなければなりません。
道半ばで大変な状況ですが、
今回引退される土木環境委員長が後継者にしっかり引き継ぎしてくださったりと、
大変ありがたい状況もあり、心励まされながら、がんばっています。

6月8日に『座間味浄水場建設予定地の変更を求める会』から、
「観光立村・座間味島に計画されている浄水場建設について、
 安全な場所への変更を求める陳情」を県議会に提出しました。

6月17日・18日に、座間味浄水場建設の住民説明会が4回に分けて開催されました。
『高月山案』と『阿真キャンプ場案』の2案に絞られて、長所短所が説明され、
住民の意見を聞くという趣旨の説明会でしたが、
冒頭で、新しい企業局長が、これまでの県議会の流れと一転して、
「住民の意見を村で取りまとめて、村に建設場所を選定していただく」と発言し、
村長は、「ゼロベースで考える」ということを強調しながらも、
「今の浄水場(高月山案の敷地)は災害拠点施設にしたい」という新しい提案を持ち出し、
だから、「新浄水場建設は『阿真キャンプ場案』の方がよい」という発言を繰り返しました。
その上で、村が参加者にアンケートを取り、村が意見を取りまとめて判断するとしたため、
参加した住民からは、
「建設予定地は企業局長が決めるのではなかったのか?県に決めてほしい。」
「津波被害がある『阿真キャンプ場案』はまず外されるべき。なぜ残っているのか?」
「災害拠点施設の話は寝耳に水、論点のすり替えだ。別で話し合うべきなのでは?」
「来た人だけに村がアンケートを取るのでは、不公平不透明だ」として、
『住民投票』を求める声も上がりましたが、
企業局長は「村が選定する」というところは変えず、
村も「住民投票はしない」との方針を示しました。
建設場所について、住民は、
『高月山の既存浄水場用地を活用する案(建て替え案)』を高く評価し、
「津波被害のない高月案で建ててほしい」
「阿真キャンプ場は住民にとって大切な場所だから、そこには建ててほしくない」
という意見が多く出ました。
しかし、今までの住民説明会と違い、役場職員が多数、住民側の席に座っていたため、
「アンケートのために動員されているのではないか?」などの声も出て、
住民の不信感が募る説明会となりました。

6月22日には、『座間味ダイビング協会』、『座間味村ホエールウォッチング協会』、
『座間味ウミガメ会』、『阿真区 ウミガメと里海を守る会』の村内4団体からも、
県議会に陳情が提出されました。

6月24日・25日に、新県議の翁長雄治氏が来島し、
現場視察と、住民との意見交換会をしました。

6月30日の県議会本会議の初日に、
今まで、何度も『座間味浄水場問題』について発言してくださっていた
赤嶺昇県議が県議会議長に選任されました。
新しい土木環境委員も選任されました。

7月8日の県議会本会議の会派おきなわの代表質問で、
平良昭一県議が『座間味浄水場問題』について、
「津波被害を防ぐためにも高台にすべきと思うがどう考えているか」
「選定地決定は、県の責任でやるべきではないか」
と質問する予定です。

7月11-12日の日程で、新土木環境委員の県議らが視察予定。
座間味浄水場関連の現場をくまなく見て、
住民と意見交換する予定です。

7月13日の県議会本会議の一般質問では、
翁長雄治県議が、
「座間味浄水場建設の現状について」
質問します。

そして、7月16日頃、土木環境委員会が開かれ、
『座間味浄水場問題』が審議されます。

県議会の本会議も、土木環境委員会も、中継配信されます。
これまでの議事録等については、追ってアップしていきます。


浄水場問題に関連することも、それ以外のことも、
いろいろあって、めまぐるしい日々を送っていますが、
まくとぅそーけーの心で、あきらめずに、がんばります。
引き続き、応援していただけると、とても心強いです。
どうぞよろしくお願いします。

 

 

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